LILOの設定、gpmの設定、ネットワークの設定、時間の設定、システムの最終設定、リブート
●LILOのインストール
LILOのインストール
LILO(Linux Loader)はいくつかのOSを起動できるブートローダです。
ここでは、LILOからLinuxを(見つかればDOSやWindows、OS/2)も起動す
るように簡単な設定を行います。詳しい人向けにはエキスパート用
のオプションを指定すれば、より細かな調整が可能です。LILO
を誤ってインストールすればパーティションを破壊してしまう可能性
もありますので、第三の(安全な)選択、すなわち「今はLILOをイン
ストールしない」という選択も可能です。その場合、後で'Liloconfig'コ
マンドを実行して再設定することもできます。どうしましょう?
simple LILOを自動インストール
expert 経験者向けの設定メニュー
skip 今はLILOをインストールしない
<OK> <Cancel>
他のOS使用は考えていないので「skip 今はLILOをインストールしない」を選択し<OK>を選択しました。
ここでLILOをインストールすれば LILO→grub→Plamo Linuxの起動 になるのでしょうか?
●マウスの設定
マウスの設定
ここでは、ディフォルトのマウスデバイスへの /dev/mouse のリンク先を
作成します。マウスを使わなかったり、違う種類のポインティング
デバイスに交換する場合は、後で /dev/mouse のリンクを変更すること
ができます。Linuxマウスサーバである gpm プロトコルを正しく設定
するため、マウスの情報も使います。
下のリストからマウスの種類を選択してください:
・・・・・マウス名のリスト表示・・・・・・
<OK> <Cancel>
はじめ「・・・・あれ?またすかぁ!」と思いましたけど、前のと少し違うようです。
PC98x1で公開されている先人のインストール資料を見ましたが、みな様々だったので迷いましたが「logibm Logitech(バスマウス)」を選択し<OK>を選択しました。
●gpmの設定
GPMの設定
gpm プログラムは、マウスを使った仮想コンソール上の
テキストのカット & ペーストを可能にします。gpm を
ブート時に起動させるように選ぶと、この行が
/etc/rc.d/rc.gpm に追加されます:
gpm -m /dev/mouse -t logibm
バスマウス環境で gpm を使うと、XFree86に問題を
引き起こす場合があります。もし、XFree86 が開始
せずにマウスが開けない旨のエラーが発生したら、
etc/rc.d/rc.gpm の行をコメントアウトかるか、
gpm に '-R' を付けてマウスデバイスとして
/dev/gpmdata を使うように X を設定してください。
ブート時に gpm を起動しますか?
<Yes> <No>
なんかそろそろ面倒臭くなってきたけど<Yes>を選択しました。
この設定を「Yes 」としても, システム起動時に gpm は起動しません.
本バージョンでは,gpm と XFree86 の相性についてまだ十分検証しきれてないので, 「ブート時に gpm を起動しますか?」で Yes にしても, そのままでは起動しないようになっています.
ブート時に起動させるには,/etc/rc.d/rc.local の次の記述行のコメント(#)を外してください・・・・・とのことです。ふうーん!
#if [ -x /etc/rc.d/rc.gpm ]; then # /etc/rc.d/rc.gpm start #fi
●ネットワークの設定
ネットワークの設定
ネットワークを設定しますか?
<Yes> <No>
少なくともホスト名 ( ネットワーク上で決められた名前があるならその名前を,スタンドアローンで使う場合でもマシン名として ) の設定はしておくべきですから,ここは Yes を選びます.
( ホスト名の設定をしておかないと,ホスト名 [ darkstar ] がデフォルトの名前として使われます.)
・・・・・・とのことなので<Yes>を選択しました。
configure your network
これから システムのネットワークに関する設定を行います。
ネットワークカードのないマシンでも、ホスト名の設定はして
おく必要があります。(さもないと起動時やアプリケーションの
実行時に一定時間動かなくなることがあります。
ホスト名の設定は、/etc/hosts、/etc/HOSTNAME に、ネット
ワークに関する設定は /etc/rc.d/rc.init1、/etc/networks、
/etc/resolv.conf に行われますので、必要ならば直接ファ
イルを修正してください。
ノートPCの場合は、/etc/pcmcia/network.opts も設定します。
また、
netconfig
コマンドを実行することで、いつでも設定を変更できます。
<OK>
もちろん<OK>です。
この後は順次以下を入力していきます。
ホストネーム : Xc13-1
ドメイン : takaq.jp
接続方法 : 固定IP
IPアドレス : 192.168.2.6
ゲートウェイ : 192.168.2.1
ネットマスク : 255.255.255.0
ネームサーバー : 192.168.2.1
・・・・そして、ネットワーク設定が終わります。がなぜか「PCMCIAの設定」になりました。
Configure for PCMCIA-CS
お使いのシステムには PCMCIA がインストールされて
いるようです。ネットワークの設定はPCMCIA用に行い
ますか?
<Yes> <No>
PCMCIAは使ってないのでここは<No>を選択しました。
finish network configration
ネットワークソフトウェアの設定が完了しました。
カーネルがネットワークカードを認識しない場合、
必要なドライバが組み込まれていない可能性があります。
その場合、モジュールとして用意されているドライバを
組み込むか必要なドライバを組み込むようにカーネルを
再構築してください
<OK>
ここ<OK>ですね。さて、いよいよ終わりに近づいてきました。次は「タイムゾーン」の設定です。
時間設定
お使いの時間帯を選んでください(通常は Japan
を選んでください。)
・・・・・・・地域のリスト・・・・・・・
<OK> <Cancel>
Japan を選択し<OK>を選択です。そして、「システムの最終設定」です。
●システムの最終設定
システムの最終設定
インストールしたシステムの最終調整を行います。
ボールド体のフォントを作成したりするため、環境によっては
多少時間を要する場合があります。最後に root のパスワードを
要求しますので、相応しいパスワードを入力してください。
ここで設定しなかった場合、最後の起動時に設定が行われます。
システム設定を行いますか?
<Yes> <No>
<Yes>しかないってば!!!!
ここを Yes とした場合は,これらが実行されます.最後に root のパスワードを入力するプロンプトが出ますので,よく考えてふさわしいパスワードを入力し,再入力を要求されますから,間違わずに入力します.
- Postfix の初期設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・sendmailじゃないんだ!
- Wnnディクショナリと各フォントディレクトリのイニシャライズ
- bold フォントの設定
- info ディレクトリの作成とインストール
- TeX 用 ls-R データベースの作成
- OpenSSH の初期設定,keygen による rsa1 key の作成・・・・・こんなことまでしてくれるんだ!
- root パスワードの設定
入力した文字は表示されません.
No を選んだ場合は,インストール終了後最初に Plamo を起動する時に,同様の設定が行なわれます. ・・・・・・とのことです。
だらだらと画面が流れて30分くらいで root パスワード入力になります。
root のパスワードを2回入力しました。そうすると次のメッセージを表示します。
システムセットアップ完了
システム設定が完了しました。セットアップを終了し、
Ctrl-Alt-Deleteを押してマシンをリブートしてください。
<OK>
<OK>ですね。そうしたら「Plamo Linux/98 セットアップメニュー」になりました。
Plamo Linux/98 セットアップメニュー
HELP Plamo Linuxセットアップのヘルプを表示
ADDSWAP スワップパーティションの設定
TARGET インストール先パーティションの設定
SOURCE インストール元の選択
DISK SETS インストールするディスクセットの選択
INSTALL 選択したディスクセットのインストール
CONFIGURE インストールしたLinuxシステムの設定
Exit Plamo Linuxセットアップを終了
<OK> <Cancel>
「Exit Plamo Linuxセットアップを終了」を選択したら # プロンプトになりました。
ここでFDを抜いて「Ctrl+Alt+Delete」か reboot[Enter] でシステムをリブートします。
※ ブートローダ LILO や GRUB をシステムにインストールしなかった場合は,リブート時に,作成済みの syslinux な FD か grub の FD をセットしておくことを忘れないでください.・・・・・・とのことです。
すると、"ピボっ"となってHDDランプがチカッとし grub98 を表示しました。
そして、Plamo Linux98をEnterするとブートがはじまりログイン・プロンプトが返ってきました。
全く同じスペックのPCに入っているFreeBSDの起動より速い感じがしました。
インストール成功です。やれやれ!!!!!!
気が付いたこと。
1.ブートFDからの起動
4.3GなHDDにインストールして、やむなくブートFDから起動する羽目に陥りました。
その時の起動コマンドをメモしときます。
@ブートFDセットし電源ON
AFDを読み出しgrub98を表示、Enterキーを押す
Bcommand > プロンプトに次のように入力
command > kernel=(hd0,1)/vmlinuz root=/dev/hda2 [Enter]
command > boot [Enter]
※ディスク1のパーティション2にあるvmlunuzを使う、場所は/dev/hda2 だよー・・・・と思います。
COSを/dev/hda2 から読み出しログイン・プロンプトを表示
2.grubまたはLILOの画面
Plamoサイトにあるインストール・マニュアルによると、各々が割とグラフィカルでペンギンさんの絵がありますが、PC-98x1の場合は黒背景に白文字のシンプルな画面です。
3.インストール直後のリブートもしくはブート時
Plamoサイトにあるインストール・マニュアルによると・・・・・
インストール終了後の再起動時に,
************************************** fsck returned error code - REBOOT NOW! **************************************
というメッセージが出る場合があるかもしれません.
これはどうやら fsck がうまくインストールされていないためのようです.
・・・・とありますが、3.2GなHDDではこうなりませんでした。
ちゃんとfsckを通ったメッセージになります。ただし、1.6GなHDDにインストールした時はエラーのメッセージが出ました。なんでしょう?
4.NICの認識
リブート時の画面を眺めていたら「eth0がないよぉー」みたいになっています。
どうやら、NICを認識できなかったようです。
カーネルソースをインストールして再構築かなぁー・・・・と思いましたが、インストールしたPCのNICはPCIです。
そこで、PlamoサイトのFAQを調べたらこれの対処方法が記載されていました。
その対処でNICが正常にリンクアップされています。
具体的にやった方法は別記します。