作成開始:平成16年11月21日(日) 〜 最終更新日:平成17年08月03日(水)

Plamo Linux (plamo/98)構築苦労談・・・・・途中で打ち切りです。残念!

tux   


わが家には、NECのPC-98x1シリーズのPCがたくさんありました。
PC-9821V7(ODPで100MHz)以外は、仕事でかかわったベンダさんやお客さん、会社の廃棄品などで全部タダで入手したものです。
各PCはひととおり実験・検証の役目を終えたので「もらってちょーだい」にアップして公開し、入用な方達に活用してもらいました。
なので、自宅に残っているのは次のとおりです。

PC-9821Ne #1 -> FreeBSDでFireWall, Mail Server, DNS Cache Server
PC-9821Ne #2 -> 前記の予備として保管、現在はWindows95をインストールし体調維持のため週末のみ稼動
PC-9821Xc13 #1 -> FreeBSDでWeb Server
PC-9821Xc13 #2 -> 前記の予備として保管、現在はWindows2000をインストールし体調維持のため週末のみ稼動
PC-9821V7 -> FreeBSDの各種検証用として使用

「もらってちょーだい」で旅立ったPCのほとんどはノートPCです。
PC-9821Xc13 #2 はデスクトップなのでもらってくれる人も期待できません。
これの活用方法を思案してみました。

最初は、今のメイン機(DOS/V)にHDDを増設してLinuxをマルチブートして使いたいと考えました。
そこで色々なLinuxディストリビューションを調べました。初心者だし使いやすいというので、こちらの方には Fedra Core2(3出たね)を入れて楽しみたいと思います。
ただ、今はメイン機のハード仕様を調べないといけないので、これは年末年始休暇の楽しみにしておきます。

それまでのつなぎとして、PC-9821Xc13 #2Plamo Linux を入れてLinuxを体感したい衝動にかられてしまいました。(苦労の始まり?悪い癖です)

PC-UNIXでNECのPC-98x1で動くLinuxは「Plamo Linux(plamo/98)」しかありません。
ちょっと前までは、色んなLinuxのインストーラなんか作っているところがありましたが、今は活動休止しているようです。
Plamo Linuxは 4.0 からNECのPC-98x1シリーズのサポートを打ち切ったので、今回使うのはPlamo Linux 3.3 です。

超々低スペックですが、XFree86も動かしてみたいです。たぶん激重(?)でしょうけど・・・・
Plamo/98のインストール資料や先人のサイトなか見ると色んな制約があるようです。また、断念の記録も結構ありました。
うまく動かすことができるでしょうか(またまた「苦労の予感」がします。)

XFree86のインストールがうまくいってもいかなくても(おそらく失敗するでしょう)、検証後は軽い構成でインストールしWWWサーバーのサブ機として公開したいと思います。(Linuxのお勉強も兼ねてます)

例によって、経験則で書きますのでこのとおりやってもうまく動かないかもしれません。
また、スペルミスや私の解釈違いなんかもあるでしょう。(例によって)作業は自己責任でお願いいたします。


●インストールするPCの構成・・・・・ディスプレイはFreeBSD機と共用

これです。かなり前におつきあいのあるベンダさんからもらいました。 品名 NEC PC-9821Xc13
CPU : 133MHz MEM : 64Mbyte
HDD : 3.2Gbyte (Caviar)
FDD × 1, CD × 1
NIC : PCI用LANカード(10/100 base)
このPCにはWindows2000が入っていたので、以下の情報をシステム→ハードウェア→デバイス・ドライバ等からメモしときました。
・マウス→ PC-9800シリーズバスマウス
・ビデオ・カード→Cirus Logic GD-5446

 ※640×480 256色 75Hz、 800×600 256色 75Hz、 1024×768 256色 70Hz
 ※640×480 High Color 16bit 75Hz、 800×600 High Color 16bit 60Hz
 ※640×480 True Color 24bit 60Hz

●Plamo Linuxに関する話題のボードです。成功・失敗事例、設定の勘所、アドバイス、その他・・・気軽に投稿してください。
  話題の輪を広げていきましょう。お待ちしております。

Plamo Linuxに関する話題

●Plamo Linux 3.3 (plamo/98)のインストール

plamo Linuxについては右を参考にしてください。 → Welcome to Plamo Linux Home Page
基本的にこちらのサイトにある資料をベースに作業していきましたが、違うところもあったので自分なりに備忘録としてまとめました。
前準備
@ISOイメージのダウンロード、インスールCDの作成
Aインストール用ブートFDの作成
FDによるブート、fdiskでパーティションの設定
スワップパーティションの設定、インストール先の設定
インストール元の選択、インストールするディスケットの選択
カーネルのインストール、システム設定、ブートディスク作成、モデムの設定、grubのインストール
LILOの設定、gpmの設定、ネットワークの設定、時間の設定、システムの最終設定、リブート

●インストール後の調整・設定

NICのセットアップ
ユーザの作成
再起動・終了等コマンド

設定メモ

●XFree86について・・・・・・・断念しました。(平成16年12月27日)根性なしです。

平成16年11月21日以来チャレンジしてきましたが、断念しました。
/usr/X11R6/lib/X11/doc にある VideoBoard98 を見たら この機種(PC9821Xc13/S5)に搭載のチップ Cirus Logic GD-5446 はサポートしていない(STATUS : Not Working/Not supported)ようです。
このPC上でXなKDEやAfterStepを見たかったのですが、夢に終わってしまいました。(これ以上は私のスキル・レベルでは無理っ!)

Xを除いた構成でインストールしなおしCUIベースで構築していくこととします。
そして、「Linux研修」で受講したことを復習してみたいと思います。
・やってみたこと(Plamo Linux 3.3に搭載のバージョン : XFree86 4.3.0)
○XFree86 3.3.6 上で動く以下サーバーを試してみました。

いずれも、startx で画面が真っ暗になってキー入力すらできなくなります。
topで見ながら実行すると一瞬だけXが起動しいなくなってしまいます。
XF86_SVGA   XF98_NEC480    XF98_NKVNEC    XF98_SVGA

Linux お勉強(サブタイトル Plamo Linuxシステム管理)


●インストールし直しました。・・・・・・・平成17年04月02日(土)

XFree86を断念したのに伴いX抜きでインストールしなおしました。
インスールしたパッケージ構成は・・・・Linuxベース構成、X以外で動くアプリケーション、開発者構成、ネットワーク・・・・・です。
インストールする時にパッケージを選択できるようでしたが、面倒くさいのとパッケージの意味が分かっていないので、「全て」を選択してインストールしました。
【パッケージ一覧】

・aaa_base
 ・ash
 ・audiofil
 ・autoconf
 ・automake
 ・basebin
 ・baseutil
 ・bash
 ・bc
 ・bind9
 ・binutils
 ・bison
 ・bsd_db1
 ・bsd_db2
 ・bsd_db3
 ・bsd_db4
 ・bsdlpr
 ・complibs
 ・cpio
 ・cvs
 ・devs
 ・dhcpcd
 ・diff
 ・e2fsbn
 ・elflibs
 ・etc
 ・fdclone
 ・find
 ・flex
 ・ftchmail
 ・gawk
 ・gcc295
 ・gdb
 ・gdbm
 ・gettext
 ・getty
 ・glibc2
 ・gmake
 ・gpm
 ・grep
 ・grub
 ・grub98
 ・gs707
 ・gv
 ・gzip
 ・hdsetup
 ・iptables
 ・jspel
 ・jbase
 ・jgroff
 ・jman
 ・kcd
 ・kochicid
 ・konbin
 ・konfnt
 ・ldso
 ・less
 ・lob1394
 ・libao
 ・libc
 ・libcinfo
 ・libidl
 ・libogg
 ・libtool
 ・libvorb
 ・libxml2
 ・libxslt
 ・lilo
 ・linux98i
 ・linuxnc
 ・loadlin
 ・m4
 ・mailx
 ・man2
 ・man3
 ・manpgs
 ・metamail
 ・mn
 ・mnews
 ・mt_st
 ・murasaki
 ・ncftp
 ・netpbm
 ・note98
 ・notekern
 ・openssh
 などなど・・・
・・・・rootにてsetupコマンド起動後確認した。(コンソールではもっと美しいです)




インストール直後の状態は次のとおりです。

dfでディスク構成を表示!

確保した容量は hda1 -> 576Mbyte, hda2 -> 1,229Mbyte(1.2G), hda3 -> 384Mbyte, hda4 -> 384Mbyte です。
HDD全容量は「3.2Gbyte」ですから残りは「約 703Mbyte」です。これは、後でディスク操作するために残しておきました。
このインストールではハマリました。4回くらいインストールを繰り返してしまいました。

なぜ? 「grubが起動できずコマンドラインからLinux起動するも動作が変!」になってしまったのです。

前のインストールでは、スワップ領域とLinuxファイルの2つのパーティションしか作らなかったので、今回苦労した問題が発生しなかったのです。
今回もgrubはMBRに格納するようにしました。
失敗した時は 「 / 」と「 /boot 」を別のパーティションにしていたのです。
setupメニューから「grub」の設定してもエラーでした。
なので、
最後に上の構成にしたら綺麗にgrub起動し、そこからLinuxが起動しました。

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