作成開始 : 平成16年07月28日(金)  最終更新日 : 平成20年03月31日(月)

リモートデスクトップ接続を試す


【背景】

つい先日、お客様システムのベンダ開発用PCのHDDがクラッシュしてしまいました。
それには、VBやOracle DataBase その他諸々の開発環境がありました。システム納入後のサポートも収束してきているので、逼迫した感じはありませんが、小さな改良はまだあるので、別に環境を構築する必要があります。
幸いにも、お客様からのご要望もあり開発環境を1台のPCにインストールしておくことになりました。
しかぁーし、普段お客様があまり使わないPCにインストールすることになりましたが、そのPCはFAXサーバーとして使用しているものなので、設置場所で開発作業をするのはとても困難です。
そこで、FAXサーバーは WindowsXP Professional なのでリモートデスクトップ接続が使えます。
「なんかいい感じに使えるなぁー」・・・ってその時はそんなんで見ていました。

その後、休憩時間にネットを見ていたら「Windows XP Professional または Home」の CD には Windows95/98/Me/NT/2000 で使える「リモートデスクトップ接続」が入っているとの記事を見つけました。
「なんだってぇー」・・・・でWindows2000に早速インストールして使ってみました。
「おぉーーーーXPと一緒だぁー」

わが家には、Windows95, 98, NT, 2000 の動くPCがあります。
2000は仕事先で試したので、98 で動かしてみることにしました。それも NEC PC-9821V7 にです。起動しなくなるかもしれないと覚悟しながら試してみました。
参考記事 : リモート デスクトップの使用 はじめに → その他色んなサイト

【試したPC】

Server(接続先)
NEC VALUESTAR NX VE35/D6 ( OS : WindowsXP Professional   CPU : 450MHz  MEM : 384Mbyte  HDD : 8GByte )

パスワードを設定したユーザーが必要です。また、次の設定をしておきます。
Client(接続元)
NEC PC-9821V7 ( OS : Windows98  CPU : 100MHz  MEM : 64Mbyte  HDD : 1.7GByte)
どっちも、すんごい低スペック

【インストール】

WindowsXP Professional の CD を PC-9821V7(Win98)にセットすると「WindowsXP 実行する操作の選択」メニューになります。ここで「追加のタスク」を選択して「リモートデスクトップ接続をセットアップする」を選択するとインストールが実行されます。
・・・・・が、CD の内容確認も兼ねて次のようにしてみました。

 ↑
エクスプローラで Msrdpcli.exe をダブルクリック

 ↑
インストールウイザードの開始を表示します。「次へ」クリックします。

 ↑
使用許諾です。もちろん「同意します」ですね。そして「次へ」クリックします。

 ↑
ユーザー情報の入力です。「次へ」クリックします。
NT系(NT, 2000)で複数ユーザーがある場合は「全てのユーザーに適用するかどうか」の選択があります。
使用条件に応じて、リモートデスクトップ接続をインストールするユーザーのみに適用するか、全てのユーザーに適用するかを選択します。
あ、後書きになってしまいましたが、NT系の場合は「Administrator権限」のあるユーザーでインストールしましょうね。

 ↑
インストールの準備完了です。「インストール」クリックします。

 ↑
「完了」をクリックします。PCの再起動はいりません。
なんと、NEC PC-9821にもインストールできました。ここまでは順調です。

【テスト】

Server機とClient機は別ネットワークになっているし、間にLAN内でルータ設置しているので、まずはServerに向かうようにルータのNATで「tcp ポート 3389」を設定しました。
そして、スタートメニュー→アクセサリ→通信→リモートデスクトップ接続をクリックすると・・・・

 ↑
おおー動いた。
目的のコンピュータのアドレス(この場合はルータの入口です)を入力し「接続」をクリックします。(ワクワク)
Windows98です。
接続するとこ!
ログオンします。
おおーWin XP機にログオンしたぁー

 ↑
サーバー側はクライアントからログオンされると全てのユーザーが「ようこそ」(ログオフ)になってしまいます。
これが、(自分としては)イマイチかなぁー

平成19年04月17日(土) 追記

リモートデスクトップ接続の接続先PCとファイル・コピーなどのデータ交換したい時は次のようにします。

 ↑
これで接続すると、接続先では次のように見えます。

 ↑
どうです。この場合 FMV645 が接続元のPCです。

平成20年03月31日(月) 追記

ルータでリモートデスクトップのポートを接続したいPCにフォワードしておけばインターネットからも接続し操作できます。
しかし、ディフォルトのポート : 3389 だとポートスキャンなどですぐにわかってしまうのでポート番号を変更します。
変更にはレジストリを操作します。
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で regedit と入力しレジストリ・エディタを起動します。
変更は下の箇所です。

 ↑
変更したらレジストリ・エディタを終了し Windows を再起動します。
そして、変更したポートに接続するには次のようにします。(例はポート : 33568 に変更した場合です)

 ↑
接続するIPアドレスの後ろに「:」を入力しその後ろに変更したポート番号を入力します。

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