Sambaのインストール


Samba はLinuxや*BSDなどを中心としたUNIX系OSにおいて Windows系OS互換のファイルサーバ/プリント・サーバ機能を提供するソフトウェアです。
わが家ではFreeBSDにこれを導入しWindows PCからコンテンツ更新やプリント・サーバーとして活用しています。
とても便利に使っています。


1.ソースのダウンロード

ダウンロード・サイト : 日本Sambaユーザ会 
ダウンロードファイル : samba- 2.2.11-ja-1.0.tar.gz(2004/09/10 8.35Mbyte) -> Samba日本語版

2.ソースの展開

スーパー・ユーザ で実行しました。カレント・ディレクトリは /usr/local/src です。
例によって /usr/local/src にFTPでアップロードしました。
tar -xvzf samba-2.2.11-ja-1.0.tar.gz[Enter] としたら /usr/local/src/samba-2.2.11-ja-1.0 というディレクトリを作成し、それ以下にソースを展開しました。

3.configureの実行

カレントディレクトリを /usr/local/src/samba-2.2.11-ja-1.0/source に移動しました。他のと違っている点に注意です。
# ./configure[Enter]
configureへのオプション・パラメータを色々指定できますが、ディフォルトで実行しました。
オプションの詳細は 日本Sambaユーザ会 の「ドキュメント」→「ソースからコンパイルする方法」を参照ください。これも結構な時間がかかりました。

4.makeの実行

# make install[Enter]
これでコンパイルとインストールが実行されます。
PC-9821La10(CPU : 100MHz MEM : 16Mbyteという超低スペックの環境では 6時間 くらいかかりました。

5.環境の確認と設定

日本Sambaユーザ会のドキュメントを見ると細かい設定が載っていますが、以下には私が実行した手順を記載します。
inetd経由でswatを使用するので /etc/services に以下の記述があるか確認しました。無い時は記述します。(Webmin経由でswatを使う場合は必要無いそうです)
swat 901/tcp
netbios, smb, nmb を使うように /etc/inetd.conf を編集しました。
 それぞれの場所を確認してパスを設定しました。
実際はFreeBSDをインストールした時点でファイルの最後の方にリマーク付きで記述があります。
でも、これはPortsやPackagesからインストールした場合の設定なので、今回はリマークを外してパスを修正しました。

6.実行の確認

まずは、リブートです。
Windows PCから http://うんたらかんたら:901/ とすると BASIC認証の入力を求められました。
ここは、ユーザ名 : root パスワード : ******** としました。
これで、ブラウザに swat の設定画面を表示しました。
swat の画面でワークグループ名、共有するディレクトリ、共有名、アクセス制限などを設定しました。
そして、念のため「状態表示」画面で smbd, nmbd の再起動を実行しました。
top で見るとふたつが動いているのが分かりました。
Windows-PCで「マイネットワーク」を見たら、見えました。コンピュータ名、共有名、共有フォルダがバッチリです。

PC-9821La10活用苦労談へ戻る

FreeBSD構築苦労談へ戻る

サイトトップへ