作成開始 : 平成22年11月21日(日) 最終更新 : 平成22年12月18日(土)

FreeBSD 8.1 RELEASE を試す。


CF-IDE変換アダプタとCFカードを使って静音PCを作ってみました。
CF-IDE変換アダプタとCFカードのチェックなので低価格のもので試してみました。
後で、容量の大きなCFカードを購入してみようと思います。

●試した環境

■インストールしたPC
FMV-645NU6C/L
CPU : Celeron 450MHz
MEM : 256M
CRT : 14.1 TFT
FDD : 1

24倍速 CDドライブ
100Base-TX LAN

Windows、Vine Linux, FreeBSDとこき使ってます。
■CF-IDE 変換アダプタ : 世田谷電気 宇奈根 (AR-IDEC2F442) -> ヨドバシカメラにて「1,680円」で購入
Master Slave
製品説明 ノートパソコン用44pinIDEコネクタに取り付けてハードディスクの代わりにCFカードを用いるアダプタ

製品名

宇奈根 ( UNANE )

製品型番

AR-IDE2CF442

JANコード

4580127698503

コネクタ形状 44ピン IDEコネクタ (2.5インチIDE形状HDと同じ)
対応メディアカード

CF TypeT/Uカード対応 (16GB CFテスト済)

最大2枚(Master / Slave スロット)

転送方式

Ultra DMA転送

サイズ

48.71×21.14mm(IDEコネクタ / 接続予定のCFカードを含まず

▼本製品は2.5インチIDEハードディスクの代わりにCFカードを用いる製品です。変換を目的とした製品であり転送速度を速くする製品ではございません。転送速度はUltra DMA転送となります。

※TFTEC JAPAN 変換名人 CFIDE-402FB は、下記のCFカードを使ってもBIOSで認識しませんでした。
   ↓
 ・・・と思ったら無事に認識、OSインストールできました。(平成22年12月04日[土] 追記)
TFTEC CFx2-IDE変換アダプタ CFIDE-402FB

■CF2pcs→2.5"HDD変換アダプタ(固定タイプ)

CFカード×2枚をパラレルIDE接続の2.5インチHDDとして利用するための変換アダプタ。

・UDMA対応
・RAID機能はなし
■CFカード
SanDisk Ultra CF コンパクトフラッシュ 4GB
30MB/Sec. SDCFHG-004G-J95

※とりあえず試しなので次回は 8G か 16G だね。
※このカードは、Vine Linux 5.1 では「有効なディスクがありません」とかで、
インストールできませんでした。
※MS-DOS 6.2 だとインストール後のブートがNGですが、再度FDから起動し
て fdisk /mbr するとブート可能になりました。
IODATA
CF115-2G (2GB)

※このカードは Vine Linux 5.1 もインストールできました。

とりあえず、SanDisk 4GB CFカードを使って色々と試してみます。

● FreeBSD 8.1 RELEASE のインストール

インストールの詳細は他のサイトを参考にしてください。
1.インストールCDの作成
The FreeBSD Project (Japan) より、FreeBSD-8.1-RELEASE-i386-disc1.iso (645MB) をダウンロードしライティング・ソフトでインストールCDを作成しました。
使ったPCにはDVDドライブが無いので、全てを含んだイメージは使えません。
2.ディスク割当
領域 サイズ
/   256MB
swap   256MB
/tmp   128MB
/var   128MB
/usr   2.9GMB
※最初 / パーティションを128MBにしてインストールしたら、途中で /mnt が一杯だよーになって、使用率が - になってしまいました。

 ↑
インストール直後です。
3.インストールした Distoributions
容量少ないので All だとNGでした。なので user にしました。
Portsコレクションもインストールしました。
4.その他
sshログインを有効にしました。(Windows PC から TTSSH でログインのため)
inetd で ftpd を起動にしました。(Samba生かすまでのソースとかアップデート用)

 ↑
ftpはこれだけでログインできます。

●各種設定

1.SSH の設定 (FreeBSD 8.1 RELEASE)
2.X11関係のインストール (FreeBSD 8.1 RELEASE)
3. シェアードメモリの調整
/etc/sysctl.confを開いて、以下の記述を追加します。
FreeBSDでデフォルトで確保してあるシェアドメモリは結構小さめらしく、大きめなメモリが搭載されている最近のPCであれば、拡張しておいた方がパフォーマンスが上がるそうです。
搭載メモリの半分くらいをシェアドメモリとして指定してやるのがいいようです。
設定したら shutdown -r now で OS再起動しましょう。
kern.ipc.shmmax=搭載メモリ(バイト単位)の半分
kern.ipc.shmall=上記で設定したshmmax/4096

(例 : メモリが2GBの場合)
   kern.ipc.shmmax=1073741824
   kern.ipc.shmall=262144
(例 : メモリが256MBの場合
   kern.ipc.shmmax=134217728
   kern.ipc.shmall=32768)
ということで、使ったPCの搭載メモリが 256MB です。
なんとなく軽くなったかな?
4.サウンドドライバのインストール
FreeBSDは、インストールしただけではサウンド機能は無効になっています。
とりあえずは、メタドライバを読み込ませればいいとのです。
/boot/loader.confファイルに以下の記載を追加します。

snd_driver_load="YES"

キチンと設定したい場合は、自分のPCのサウンド機能がどういうハードウェアなのかを調べておきます。
以下のコマンドを打って、メタドライバを読み込みます。

kldload snd_driver
どのドライバを選んだか調べます。コマンドプロンプトで、以下のように打って、サウンドハードウェアの状況を調べます。
cat /dev/sndstat
--------こんな風に出ました---------------------------
FreeBSD Audio Driver (newpcm: 32bit 2009061500/i386)
Installed devices:
pcm0: <Yamaha DS-1E (YMF744)> (play/rec) default
-----------------------------------------------------
/boot/defaults/loader.conf ファイルにある「Sound modules」セクションの内容を見て、自分のサウンド機能に合うドライバを捜します。
起動ファイルにセットします。
/boot/loader.confファイルに以下の記述を追加します。

(どうやらds1のようです。)
snd_ds1_load="YES"

設定したら shutdown -r now で OS再起動しましょう。
gnomeの「システム」→「設定」→「サウンド」で見てみるとちゃんと「サウンドの設定」が出来るようになっています。

そして、メニューバーの右上にサウンド・マークが出ます。

 ↑
totemです。Vine Linux 5.1 ではやたら苦労したのですが、アッサリと動きました。
5. sendmailの設定 (FreeBSD 8.1 RELEASE)
6. Portsの管理 (FreeBSD 8.1 RELEASE)
7. kern.maxfiles の調整
gnomeで色々動かしたりする時やユーザの切替する時に動かなくなってデスクトップの動作ができなくなる。
その時、仮想コンソールを切り替えてみると次のようなメッセージが出ている。
kernel: kern.maxfiles limit exceeded by uid xxx, please see tuning(7).
kern.maxfiles の値を増やせばいいらしい。現在の値を見てみよう。
fmv645# sysctl kern.maxfiles
kern.maxfiles: 3848
どうやら、これがディフォルト値のようだ。これを最大値にしてみる。
fmv645# sysctl -w kern.maxfiles=65536
kern.maxfiles: 3848 -> 65536
fmv645# sysctl kern.maxfiles
kern.maxfiles: 65536
vi で /etc/sysctl.confにも以下を追記する。これで次回以降は起動時から有効になる。
kern.maxfiles=65536
gnome とかが File Descriptor を食い尽くしたところに他のサービスがファイルを開こうとすると、File Descriptor 用領域を確保できずにコケてしまう。と言う事になるらしい。
8. Samba 3の設定 (FreeBSD 8.1 RELEASE)

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