作成開始 : 平成23年01月07日(金)　最終更新 : 平成23年01月08日(土)

WindowsでCGI, PHPからメール送信をしてみる。

Windows 上で稼動している WebサーバーでCGIやPHPのスクリプトからメールを送信することをやってみた。
sendmane.exe というフリーソフトを使って実現するものです。

1.sendまね〜る について

sendまね〜る は UNIX でいう sendmail互換の機能を持つメール送信プログラムです。
Windows 上で簡単にフォームとかからメール送信を実現することができます。

2.ソフトウェアのダウンロード

ダウンロード - XOOPSマニア からダウンロードする。 -> sendm100.zip (91.01KB)

　↑
ちょっとわかりづらかったので・・・・
解凍すると下のように展開されます。

3.インストール

ダウンロード、解凍したフォルダを例えば C:\sendm とかに置きます。
Webコンテンツ内には置かないようにします。
次に、コマンドプロンプトから sendmane.exe を実行すると、以下のような初期設定が始まります。
設定した値は、sendmane.ini ファイルに格納されるので後で確認が可能です。
コマンド実行例

C:\sendm>sendmane

SMTPサーバのアドレス？
[]:libretto.takaq.jp


SMTPポート番号？(通常は25)
[25]:


送信者のメールアドレス？
[]:takaq@libretto.takaq.jp


送信者の名前？
[]:takaq


SMTP認証の使用 Yes=1 No=0 ？
[0]:1


SMTP認証のユーザー名？
[]:user


SMTP認証のパスワード？
[]:password


POP before SMTPの使用 Yes=1 No=0 ？
[0]:


日本語文字コード変換の使用 Yes=1 No=0 ？
[0]:0

      		
      解説

      

      SMTPサーバのアドレスは、プロバイダのSMTPサーバを設定する。

      自宅サーバの場合には、メールサーバと sendmaneを同じホストで

      実行するなら、127.0.0.1 に、異なるホストのときは、192.168.xx.xx 

      などメールサーバのプライベートIPアドレスを設定する。

      名前解決できている場合はその名前を設定する。

      

      SMTPポート番号は通常は 25番、サブミッションポートを使うなら、

      587番にする。

      

      送信者のメールアドレスは、メールサーバとの接続に使うアドレスで

      あり、Envelope From と呼ばれ、MAIL FROMコマンドで使われる。

      メールの Fromとは基本的に別物である。

      

      送信者の名前は、-sfオプションでのみ使われる。

      

      SMTP認証は PLAINと LOGINに対応し、CRAM-MD5には非対応

      であるが、 OP25B下では SMTP認証ができないと動的IPからのメ

      ール送信はできない。SMTP認証を使用するときは、ユーザ名とパ

      スワードを設定する。

      

      SMTP認証ではなく POP before SMTPのメールサーバのときは、

      以下聞いてくるので設定する。

      

      POP before SMTPの使用 Yes=1 No=0 ？

      [0]:1

      POP3サーバのアドレス？

      []:libretto.takaq.jp

      POP3サーバのポート番号？(通常は110)

      [110]:

      POP3サーバのユーザー名？

      []:pop_user

      POP3サーバのパスワード？

      []:pop_user_password

      		
    

  







たくさんのオプション設定があります。検索サイトで「sendmane 設定」などと検索するとたくさんヒットします。


複数の使い方(たとえば、スクリプトごとに sendmane を使い分けたいとか)もできます。

その場合、sendmane.exeをコピーし、例えば、sendmane2.exe として初期設定をすれば、設定値は
sendmane2.ini に記憶され、別の設定で使うことができます。


設定がおわったらテストしてみます。



アーカイブに送信テスト用のテキストファイルを同梱しています。(解凍したフォルダにある
sendtest.txt です)

コマンドプロンプトより以下のように(type以降を)タイプします。



　C:\sendmane>type sendtest.txt | sendmane [あなたのメールアドレス]



　このメールが届けば、正常に動作しています。


4.スクリプトから sendmane を使う設定


[Perlの場合]



CGIによって異なりますが、以下は一般的(?)な例です。



$sendmail = '/usr/lib/sendmail';

↓

$sendmail = 'C:\sendm\sendmane.exe';

あるいは、

$sendmail = 'C:/sendm/sendmane.exe';

のように書き換ます。



[PHPの場合]



　PHPで mb_send_mail や mail関数を使ってメール送信するとき、Windowsでは
php.ini で SMTP, smtp_port, sendmail_from を設定するのが一般的です。

　しかし、以下のように UNIX用の sendmail_path を設定すれば Windowosでも動作します。

　sendmail_from と sendmail_path はいずれか一方をコメントにして使います。両者ともにコメントではないときは、sendmail_path
の方が優先されるようです。



[mail function]

; For Win32 only.

;SMTP = localhost

;smtp_port = 25



; For Win32 only.

;sendmail_from = user@example.com



; For Unix only.  You may supply arguments as well (default: "sendmail -t -i").

sendmail_path = C:\sendm\sendmane.exe -t -i


他にも同様のプログラムがあるようですが、sendmane ほど機能は多くないとのことです。




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