作成開始 : 2007/11/05(月) 最終更新日 : 2013/06/30(日)

Vine Linux 構築苦労談 ・・・・苦労談Part3


さてさて、"苦労談Part3" です。今回はどこまでできるやら!!

【動機】

平成19年(2007年)9月中旬、またまた廃棄寸前のPCをもらってしまいました。

これは液晶に線がたくさん入って、もはやグラフィカルな表示は見づらくて使えないため、HDDを抜いて「floppyFW」を使い 1FDルータ として使っていたものです。
その役目も他のPCに譲ったのでもはや廃棄されるのを待つだけでした。
なんだか、まだ動けるのに捨てられるのを見るとむしょうに動かしてみたくなるのです。
変な癖です。自作パソコンに走った方がいいとは思っているのですが・・・・
もらったパソコンは下のやつです。日立の2000年頃のPCです。「ビジネス向け FLORA」とか呼ばれていました。
詳しい仕様は こちら です。
FLORA 310 DP1 モデル名 FLORA 310 DP1
Pentium(R) IIIプロセッサ(866MHz)
形名 PC7DP1-QF6UH1C00
CPU(周波数) Pentium(R) III プロセッサ (866MHz)
システムバスクロック 133MHz
メモリ (拡張して) 384Mbyte
HDD (手持ちの使って) 10GByte
さて、そんじゃーOSは何をインストールしようか? ・・・っていうより何に使おうかと考えました。
液晶画面が壊れているのだからデスクトップとしては使えないのでサーバーとして使うことになるなー
Windowsはこれ以上使いたくないし・・・・・

で、ふと考えると「そうだLinuxだ! Linuxをインストールして色んな実験して遊んでみよっかー」てな結論に達したのでした。

【ディストリビューションの選択】

これについてはあまり迷うことなく「Vine Linux」で遊んでみたい。・・・・と考えていました。
何が気に入ったかって?
あのロゴマークと日本語対応がとても充実しているというものだからです。

【インストールCDの準備】

2007/11/05 現在の最新は4.1です。これは 2007/02/22 にリリースされたものです。
もう9ヶ月も経ってますね。もしかしたらそろそろバージョンアップするのかなー?
ダウンロードとCD作成はWindowsXP機で実施しました。
ダウンロードサイトは「Vine Linux Home Page」にあります。
私は Ring Server Project にある Vine Linux 4.1/i386 ISO イメージ をダウンロードしました。
CDへの焼付けは Sonic RecordNow! を使いました。

【インストール】

わくわくドキドキしながらインストールしました。
インストールの方法は「Vine Linux Home Page」を参考にしました。
なので紹介は控えます。 「Vine Linux Home Page」を参考にしてください。
ただし、自分がインストールした時のオプションとかを次に記述します。
・インストール先はディスクまるっと Vine Linuxにしました。
・インストールはグラフィカルモードを指定しました。
・言語の選択はもちろん「日本語」です。
・キーボードも「Japanese」を選択しました。
・モニターはわからなかったのでとりあえず「モニター未検出」で「水平同期 : 31.5 - 37.9KHz」「垂直同期 : 50-70Hz」としました。
 この状態では解像度が 800 × 600, 640 × 480 でした。
 setup で調整しようとしたのですが、Hitachiのモニタ一覧に対応するのがなかったことと、水平・垂直周波数が分からなかったので調整できませんでした。
 仕方なく再インストールでは Generic LCD (1024×768)を選択し最後のセクションで下記のようにしたら 1024 × 768 になりました。
・インストールの種類では、特に目的ないしGUIしてみたかったので「全てインストール」にしました。
・パーティションの設定はとりあえず「自動パーティション」設定にしました。
・ブートローダはディフォルト「GRUB」を指定しました。
・ファイアウォールはなしに設定しました。
・インストールパッケージは「ディフォルトのインストール」を選択しました。
ズラズラとインストールが始まり「おめでとうございます」で「再起動」すると・・・・・

少し待つと前に見たことのあるサービス起動画面になります。そして少し待つとグラフィカルなログオン画面になります。
ワクワクしながらユーザ、パスワードを入力すると・・・・・・

ええ感じーーーー
 ↑
こんなん表示しました。これはWindowsXPからVNCビューアで接続したものです。(サーバはGNOME付属のです)
まだ、モニタ設定していない時のままなので 800×600 です。

floraです。液晶に線が・・・・・
 ↑
こんな感じで液晶に線が入っています。これじゃー使えないのでリモートで使おうと思います。

・・・と思っていたら vino server や vnc server にWindowsXPから「VNCビューワ」で接続し操作していたら、頻繁に止まってしまいました。
しかも OSごと! もう電源ボタンを押すしかありません。(WindowsXPをインストールしてみたらハードエラーで再起動かかってしまいます->こりゃダメた!)
HDD変えたりしてみてもだめなので諦めて下のにインストールしました。-> 結局FLORAは1FDルータに戻ってしまいました。

今後はこれで遊んでみます。


 ↑
FMV DESKPOWER C3/505C (CPU : 500MHz, MEM : 384Mbyte HDD : 8.3GByte 低スペックなので遅いですが、遊ぶにはいいでしょう)


平成22年03月13日(土) 追記

FMV DESKPOWER C3/505C は、xbox改造用PCになったので FMV645 にインストールしました。
Vine Linux 4.2 です。5.1ではインストーラがエラーで起動しませんでした。
Running anaconda, the Vine Linux system installer - please wait...

上の表示がやたらと長く続き、時々、CDをリードするような音が出た。
その後で下を表示してストップ


/usr/lib/python2.5/site-packages/gtk-2.0/gtk/__init__.py:72: GtkWarning: could not open display
warnings.warn(str(e), _gtk.Warning)

(mini-wm:736): Gtk-WARNING **: cannot open display: :1
CPU : 450MHz, MEM : 256Mbyte HDD : 8.3GByte 低スペックなのですが以外と軽快です。♪

平成22年04月04日(日) 追記

それまで FreeNAS機 だった VersaPro に Vine Linux 5.1 をインストールしてみました。
GUIインストールでは X が起動できないので、自動的にテキストモードになりました。
このPC は液晶が逝ってしまっているのでテレビにつないでインストールしました。1時間くらいかかったかも!
どう使おうかなー
CPU : 500MHz, MEM : 384Mbyte HDD : 10GByte これまた低スペックなのですが以外と軽快です。♪
FMV645 は FreeNAS機 に戻りました。HDD付け替えただけでOKでした。♪

平成22年11月14日(日) 追記

以前インストールを断念していた fmv645 にテキストモードで Vine Linux 5.1 がインストールできました。
versapro は FreeNAS機に戻りました。

平成24年02月15日(水) 追記

これまた、無料で入手した PC に Vine Linux 6.0 をインストールしてみました。
やっぱり GUIモードではインストールできず、テキストモードでのインストールです。デスクトップとしてインストールです。
デスクトップとしてインストールしたせいか vino がありませんでした。なので、Synapticパッケージマネージャでインストールしました。
Totem で XBOX(改) + XBMC のバックアップにしたいと思います。

CPU : Intel Celeron 700MHz MEM : 256MB HDD : 20GB です。
セキュリティが強化されたようで、使えるようになるまでの苦労を記録しときます。
あと、前記にある VersaPro は壊れたので廃棄処分し、FMV645 は仕事でサーバー検証機として活躍中です。
FMV DESKPOWER C3/505C は、FreeNAS として活躍中です。

1.WindowsXP から SSH での接続を試す。

2.WindowsXP から VNCビューワで接続してみる。

3.Samba を使ってみる

4.ProFTPD を使ってみる

5.Apache を試す

6. 4.1 から 4.2 へアップグレードする。

7. SU を実行できませんでした。(日付と時刻の設定)

・・・ここから下は Vine Linux 5.1 の記録です。

8. GUIログインを設定する

9. あれっ、時間が・・

10. Vine Linux 5.1 で YouTube を見てみる

11. Vine Linux 5.1 で Totem を使ってみる。

せっかく Totem で色々な映像を見られるようになったのですが、ある時から Totem や OSそのものが固まってしまうようになりました。
なので、残念ですが OS再インストールしました。
今度は「サーバー」としてインストールしました。GUIは捨てがたかったので X Windows, GNOMEとかを選択してインストールしました。
(なんか、Vine Linuxサイトのバグ情報にも、「マウス操作中にフリーズする」なんてのがありましたね。)

12. 起動スプラッシュイメージを無効にする (5.0以降対象です)

13. Vine Linux 5.1での SSH Samba, Apache2 + PHP5 インストール・設定のまとめ

14. Postfixでメール送信してみる。

・・・ここから下は Vine Linux 6.0 の記録です。

15. やっちゃった。一般ユーザ作らずにOS起動時にGUIログインにしちゃった。

16. root で GUIログインできないぞ。(認証失敗)

17. おやーぁ、アップデートしたら起動しなくなってしまった。

18. Totem 動画プレーヤー (2.32.0) を使えるようにしてみました。

Vine Linux 5.1 の時にやった方法や他のサイトを参考にしても「この動画を再生するには MPEG-4 AAC という未だインストールされていないプラグインが必要です。」というメッセージが出て動画や音声を再生できませんでした。
根気よく探したら次の方法で再生することができました。
Vine Linux 動画 :: まつぼっくりの部屋
Synapticパッケージマネージャで task-all-codecs を検索しインストール指定して適用します。
ほとんどの self-build-* パッケージをインストールするのでかなりの時間がかかります。ジックリと待ちましょう。♪
平成24年03月08日(木) 追記

上記のノートPCでは、Totemでも apt-get install self-build-vlc でインストールしたVLCでも大きなファイルだとバッファリングしてしまって鑑賞に耐えません。
なので、これまたもらった Hitachi FLORA PC8FG8 (CPU : Intel Celeron 700MHz MEM : 512MB HDD : 40GB)に Vine Linux 6.0をインストールしました。
そして、totem をインストールしSynapticパッケージマネージャで task-all-codecs を検索してインストール指定、適用しました。
そしたら、デコーダがインストールされていないようなメッセージで動画を見ることができませんでした。
同じようにインストールしたのですが・・・・

Synapticパッケージマネージャで task-all-codecs を検索して再インストール指定、適用したらエラーメッセージは出なくなりました。
しかし、音声は出ているのですが映像が出ません。
下のような状況です。

 ↑
画面が黒のままです。

 ↑
全画面表示にするとこんな感じになってしまいます。
通常画面と全画面の切り替え時やマウスでドラッグしてみると一瞬映像が表示されます。
どうやら、機能動作はしているようです。そこで検索したら以下の記事を発見しました。

UbuntuEx を librettoU100 にインストールする: ひろちゃん帝国 ココログ村
・・・・引用しています。

totem-xineでビデオドライバを設定するには、
~/.gnome2/totem_config に
video.driver:xshm
を加えるといいらしい。
   ・
   ・
   ・
totem-gsteamer など GStreamerを使用する場合は、
ターミナルで
$ gstreamer-properties
とコマンドを打つと(普通のユーザーでOKでした。)、なんか設定画面が出てきます。
「ビデオ」タブをクリックし、
「デフォルトの出力」の「プラグイン(P)」を「Xウィンドウシステム(Xvなし)」にセットします。
「テスト(T)」ボタンをクリックすると、ビデオ再生が動作するのを確認できます。
(TV放送テスト用のカラーストライプが表示されます。)
「閉じる(C)」ボタンをクリックして閉じればOK。
私の環境では、~/.gnome2/totem_config はなかったので gstreamer-properties でやってみました。
これで、見事に普通に動画鑑賞することができました。

しかし、大き目なファイルだとやっぱり映像が遅れたりします。色々と設定で調整の余地がありそうですね。
次に apt-get install self-build-vlc で VLCをインストールしてみました。
これもディフォルトでは上記と似たような現象になりました。なんとか、設定で起動時「全画面」にすることで映像が見られましたが、連続再生すると2曲目以降がやっぱり黒い画面になります。
やっぱこれも色々と設定で調整の余地がありそうですね。ただ、調整の組み合わせが多すぎて大変!
結局、使用はあきらめました。
最後に apt-get install self-build-mplayer と apt-get install gnome-mplayer をインストールしてみました。
Gnome Mplayer の設定項目はあまり多くないので割と簡単に設定できました。
結構よく動いてくれます。

 ↑
上記のノートPCにも Mplayer と Gnome Mplayer をインストールしてみました。
この低スペックなやつでもスムーズに動画再生します。全画面にしても全画面前の部分だけ表示して後の部分は黒い時がありますが、再度画面サイズを戻して全画面にするかマウスでドラッグして全画面に近い状態にして「全画面」をクリックするといい感じに全画面になります。
連続再生もスムーズにできていい感じです♪

19.スクリーンセーバー(gnome-screensaver)をインストール

一定時間何もしない状態が続くと画面が暗くなってしまいます。まるで「ブランク」のスクリーンセーバーが動いているような感じです。
電源管理でディスプレイの「次の時間アイドル状態が続いたら画面をスリープする」を「しない」にしても同じです。
ただ、テレビの無信号OFFが働かないので信号は出ているようでした。
Gnome Mplayerとかで動画を見ている時はそうならないのですが、wmaやmp3などの音楽ファイルを再生していると真っ暗な中でなんか違和感があります。
ちらちら調べると、スクリーンセーバーをインストールすれば制御できるようでした。
さっそく apt-get install gnome-screensaver でインストールしてみました。
インストール直後は機能しないのですが、OS再起動すると機能します。

システム -> 設定 -> ルック & フィール に「スクリーンセーバー」が追加されています。
起動して「スクリーンセーバーのテーマ」を選択し、アイドルまでの時間とか設定してみると見事にスクリーンセーバーが起動しました。

 ↑
これで、テレビにつないでも寂しくならないようになりました♪

20.Vine Linux 6.0 Samba, Apache2 + PHP5 インストール・設定のまとめ

21.Rhythmbox でネットラジオを聞いてみる。(Vine Linux 6.1)


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