作成開始 : 平成23年07月24日(日) 最終更新 : 平成23年08月22日(月)
FTPサーバー(PureFTPd)を設定する (Puppy Linux)
パピーリナックス4日本語版には、FTPサーバーとして「PureFTPd」がインストールされています。
rootユーザ、anonymous(匿名)ユーザ の接続を禁止し、一般ユーザの接続を許可するようにします。
1.準備作業
一般ユーザの接続を許可するようにして使いたいため、ユーザを登録します。
ただし、ユーザを登録する前に、「/home」ディレクトリを作成しておきます。
(パピーリナックスではユーザという概念があまり強くないため、デフォルトで「/home」ディレクトリが設定されていないようです)
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なるほど、ないですね。では、作りましょう。画面内の空白位置で右クリックするとメニューが出てきます。
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できました。
では、ユーザ登録をしましょう。デスクトップの「端末」から実行します。
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パスワードのところは任意のを入力します。
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なるほど、出来ていますね。
2.FTPサーバー設定
「スタート」→「ネットワーク」→「PureFTPd-FTPサーバ」をクリックします。
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「ユーザ root 接続を止める」にもチェックして「Pure-ftpd を スタート」をクリックします。
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「OK」をクリックします。
では、クライアントPCから接続してみましょう。
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おぉ、接続できました。
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ファイルの転送もOKですね。
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ちゃんと /home/takaq にありますね。OKです。
3.自動起動の設定
サーバー起動時に自動起動するようにしてみます。
/usr/sbin の中にPUREーftpdの歯車型のアイコンがあります。これがpure-ftpdの本体です。
もう一つ「ファイル」を開いての中のStartupの中へ Pureーftpdのアイコンをドラッグ アンド ドロップ します。
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出てきたプルダウンリストの絶対パス をクリックします。
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pure-ftpd のショートカットが出来ていますね。これで次回から自動起動されます。
平成23年08月22日(月) 追記
前記までの方法だとOS再起動時にディフォルト設定に戻ってしまい、rootのログインやらホームデイレクトリより上に移動できたりしちゃいます。
これではマズイので検索したら起動時のオプションを見つけました。
-4 IPv4のみ利用する
-A 全ユーザに対しchrootを適用する
-B デーモンとして動作(バックグラウンドで起動する)
-c 最大クライアント数
-C IPアドレスあたりの同時コネクション数
-e 匿名ユーザのみ利用許可
-E 匿名ユーザは利用不可
-G リネームを禁止
-i 匿名ユーザはアップロードを禁止
-k 90(Ex.ディスク容量が残り90%になったら書き込みを禁止する)
-l <authentication>,<authentication>:<config file> 指定した認証方法でのログインを行う
-u 1 root接続を止める
「エディタ」で以下を記述したファイル /etc/rc.d/pureftpd_rc を作成、chmod +x して実行権を付与しました。
/usr/sbin/pure-ftpd -A -B -u 1 -E -k 90
さらに、同ファイルを「ファイル」で ~/Startip にドラッグ アンド ドロップ し出てきたプルダウンリストの絶対パスをクリックして自動起動できるようにしました。
もちろん、先に入れていた pure-ftpd のショートカットは削除しました。
これで、希望どおりの起動ができました。
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