2-5 トランスポート層


TCP:(Transmission Control Protocol)
TCPはコネクション指向で、信頼性のあるストリーム型(切れ目のないデータ構造)のプロトコルです。TCPを使ってデータを送信すると、送信した順番どおりに相手のコンピュータまで届きます。しかし、送信したときのデータの切れ目は分からなくなります。
TCPでは信頼性を提供するために順序制御や再送制御を行ないます。また、フロー制御や輻輳回避制御、ネットワークの利用効率を向上させる仕組みなど数多くの機能を持ちます。つまり、必ず確実に相手に情報を届けようとします。

UDP:(User Datagram Protocol)
UDPは、信頼性のないデータグラム型のプロトコルです。細かい処理は上位層のアプリケーションが決定することになります。UDPの場合には、送信したときのデータの大きさは保たれますが、パケットが到達する保障がないため必要に応じてアプリケーションが再送処理をしなければなりません。

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