2-2 TCP/IPプロトコル階層モデル


ネットワーク上で接続されたコンピュータ同士が通信をするためには、通信規約が必要です。通信規約とは、通信相手のコンピュータをどのように指定するか、データをどのように送信するかなどの約束事で、これをプロトコルと呼びます。
プロトコルはOSIに基づき、7階層に分割した「OSI基本参照モデル」を形成しています。
以下は、UNIXやLinuxで標準的に使われているネットワークプロトコルである、TCP/IPの階層構造をOSI参照モデルに対応させたものです。
TCP/IPはTCPとIPの2つのプロトコルを中心に構成されるプロトコル群であり、TCP/IPプロトコルファミリとも呼ばれます。

TCP/IPプロトコルファミリの概念図です。

TCP/IPで登場するプロトコルも基本的には、OSI参照モデルに当てはめることができ、各プロトコルがどのOSI参照モデルのどの層に該当するか分かれば、そのプロトコルが何をするプロトコルなのか見当がつきます。
ここでは、データ通信をする上で、各層がどういう役割にあるのか?何を指しているのかを把握しましょう。

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